兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

活動情報

藤田孝夫

ひょうご未来の高校について

急激な時代の変化に対応するため、求められる能力も変化している。主体的に判断・行動し、新たな価値観を創造できる力、多様性を認め受け入れる力などですが、それらを培う環境整備や場合によっては制度改革も必要になるかも知れません。  
事実データのおさらいです
(ひょうご未来の高校教育のありかた検討委員会報告書より)
兵庫県の国公立中学卒業者数 全日制県立高校数
平成元年    87368人 133校
令和2年    44858人 126校
令和11年    40114人
 
但馬(第5学区)中学卒業者数 全日制県立高校数 クラス数
平成元年    3435人  15校  67
令和2年    1382人  11校  33
令和11年    1119人    
 
高等学校の教員数
6クラス規模の学校で教員の定数(法廷定数)は43人ですが、4クラス規模になると29人、2クラス規模では16人となっています。  
部活の現実
6クラス規模では運動部11、文化部12ですが、4クラス規模ではそれぞれ8,10です。2クラス規模では5、6となっています。  
望ましい学校規模
普通科、総合学科では→6~8クラス 職業学科では→3クラス以上  
今後の教育改革の方向性
都市部では→ 発展的統合による最適規模の維持 地方部では→ 地域の支援を得ながら存続可能性の有無を含めて検討  
■但馬の課題と選択肢
適正規模校に集約する→ 通学範囲が広大になり通学時間・通学費用など負担増 寮・寄宿舎の整 備も必要になる。 地元に高校の無い市町が殆どになる可能性、また自宅通学を基本としないなら学区外(但馬・兵庫県以外)の行きたい学校も選択肢になる。 ~村を捨てる教育にならないか?~   小規模校のまま残す→ 現状では多様な学びの環境整備が困難、固定的人間関係、地域人口の減少で更に小規模校になる。  
■但馬での今後の検討方向
通学できる高校が一つになってしまったらどうなるか? 適正規模に満たない高校は教員の加配、学級編成基準の弾力化、通学支援、寮の設置、地域の支援(自治体・住民)、高校の市町立化、そしてICTの活用などあらゆる方策を検討せねばなりません。
上述の課題検証の前提とは、生徒は学校に行って先生から教えてもらうということです。当然各高校は単独運営で教科担任、部活担当、事務経理、保健用務など人員配置しています。 しかしリモートオンライン授業が可能ならクラス、学校定員は無限ですし、教科担任の制約もなく、他高校や大学、民間企業など多種多様な人材、あるいはAIが指導することも可能です。 複数高校で進捗を揃えてリモート授業→少人数生徒グループでの議論→担任教師の(個別)指導→録画再生による予習と復習→オンライン授業へフィードバック→  これなら大規模校だけが多様な学びが可能とは言い切れず、むしろ少人数のメリットを活かしキメ細かい生徒に合った指導が可能ではないでしょうか? 課題は・・・・  
 ■
単位認定の責任は何処か? 使用教材の著作権問題は? 集団行動(部活・体育祭・学校祭等)はどうするのか?  
適正規模が優位であるとの一つの価値観を超える、新たな価値観の創造がまず私達に出来るかどうかを問われているのです。          
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