コウノトリ但馬空港20周年
先人達の夢をのせて一番機が飛んで来てから20年、県や市挙げての一大イベント夢但馬も20年ぶり。同時に空港のあり方考える利活用検討委員会も設置された。
コウノトリ但馬空港シンポジウムが開催されました。スピーカーは、日本航空会長の大西賢氏、豊岡市長中貝宗治氏、城崎は西村屋会長、西村肇氏です。日航会長の弁から、即東京直行便就航はなかったものの、伊丹~東京便のような大需要ビジネスニーズ以外のローカル線をどう運航させるのかが問われているとの発言もあり、企業の社会的責任と今後の期待を言われた。 日航の場合は特にいろいろな意味において・・・・
西村会長からは、円山川での水上飛行機が昭和6年、すでに鳥取や島根など山陰路線で就航していたことの報告があり驚いた。
中貝市長からは、ビジネスや生活ではない飛行機利用の可能性について、特に地域の最終行き先たる魅力について、ジオパークや温泉、城崎や永楽館での芸術、コウノトリなど、規模は小さいが世界的に発信力のあるものの可能性や経済的採算可能性について言及された。
もちろんビジネスにも使いたい、しかしパイは小さいのです。ローカル路線維持には経済効率で語れない、利用者満足指標が何らかの形で定量化され市民権を得る必要がある、なんとなくわかってるのだが・・・・
20年前の夢が高度成長への期待をそれなりに追求するものであったことからすれば随分価値観は変わったというべきか、新たな価値創造でもある。
就航航空会社にとっても多分同じ課題であろう。