ロボットと競合しない大人へ!
成人式
を迎える新成人246名の皆さんおめでとうございます。 新成人として故郷で開催されるこの式典に参加された事にも心からの感謝を込めてお祝い申しあげます。実は私も昨年の誕生日で今年は丁度成人式の年です・・3回目の
本年7月に行われる参議院選挙
より18歳選挙権が認められますから、皆さんは18歳を迎えた高校生と共に投票所に行くことになります。 20歳で選挙権を得る最後の年代です。特別な意味はありません 是非投票に行ってください。
さて近年の世の中の動きで見過ごしてはならないことの一つは
グローバリズム
と言われるような経済の世界共通化でしょう。二つはローカリズムという全く逆の独自性、独創性、つまり他とは徹底的に違うことを求める動きです。 ただ共通するのはどちらもメディア、特にインターネットを通してその動きが瞬時に、世界中に広がることです。
グーグルの創業者、ラリーページ
は、こう言っています、「人工知能の急激な発展普及により現在日常に行われている仕事の殆どはロボットが行うことになる。近い将来10人中9人は今存在しない新しい仕事をしているだろう」 確かにコンピューターは日進月歩です。将棋でもプロ棋士とコンピューターの対戦では2年連続で人間が敗北しているようです。 プログラムされたコンピューターが考え戦う、人間は駒を滑らかに動かすようにもなりかねません。実際工場ではロボットがモノを創り、人は最後の梱包や清掃作業を担っています。(価値を生む作業とコストに計上される作業) ・・・・
では人間がロボットに勝ることはなんでしょうか? 人間の能力とはどう発揮すべきでしょうか? 私は、マナーやコミュニケーション、人を教育する、思いを伝える能力、あるはどんな苦境に立たされても、あきらめない忍耐力。これらの力は強い意志力、行動力となり、やがてチャンスを創って行きます。 ロボットの得意な計算力・記憶力・感知能力がいくら優れていても それに勝る重要な人間力だと思います。
人口減少で社会
の活力が落ちていく時代、企業の数も減っています。公務員の数、議員の定数も減っています。そんな時代にどう生きるのか? この問題への挑戦こそが「地方創生」です。
東京
などのように人口が集中し経済金融の中心を目指すことだけでは無く、この但馬や養父市のような小さな町は都市化しない新しい暮らし方ができるようにしよう こんな考え方がようやく出てきました。グローバル化した世界共通の都市とは違うことに大きな意味を持ちます。 豊岡市のコウノトリ、朝来市の竹田城、そして国家戦略特区指定で養父市の情報はネットを通して世界に広がろうとしています。 都会でないことこそが故郷養父の特性で、そのことを皆が知りたがっているとも言えます。
高学歴、大企業、都会暮らしという成功モデルが崩れ、都市、田舎を問わず様々な可能性が出てきました。新成人の皆さんは
プログラムされたロボットにはできない、若者特有の感性の豊かさを更に伸ばしながら、自分自身の言動に責任と説得力を持てる素敵な大人になって下さい。君たちに若者に期待される未来を切り開く大きな力に私達現役世代の夢を重ねながら新成人へのお祝いと致します。 おめでとうございます。