健康福祉大学 とが山学園文化祭
地元老人大学
であるとが山学園の文化祭です、会場に入りまず立ち止まったのがこの絵の前でした。大原女のような少女は多分、作者自身か娘さんか孫かもしれません。骨董品のような風合いも衣装や時代背景とよく合っています。 他にも気になる絵画は2点ありました。
さてドイツの文豪ゲーテの名言、
「10歳にしてお菓子に動かされ、20歳では恋愛に、30歳で快楽に、40歳では野心に、50歳では貧欲に動かされる、いつになったら人間は只知性のみを追って進めるようになるのであろう」
人生50年の設計で何とかなった時代の言葉かもしれないが、ゲーテ自身は82歳まで生きている、だとすると60歳、70歳・・と続きは無いのだろうか? ともかく人生80年はおろか90年設計の時代となったことは確かだ。
60歳で定年退職
すれば残りの人生三分の一を無給、労働生産せずに暮らすことは果たして可能だろうか? 地方創生から一億総活躍などと言われだした。もっとも活躍を期待される(現在は働いていないと指摘されている)のは女性と高齢者です。 共働きが奨励され子育て介護は社会が担うよう設計され始めて久しい。
しかしよく考えてみればこのことは、すべての国民が家庭での介護や子育てをせず、社会(国家)でするという事は自分の子や親の面倒は見ずに関係のない他人の子や親の世話をすべての国民負担で画一的にすることになる。当然それら行為には費用が発生し経済循環高としてGDP換算されることになる。
この際専業主婦
とは言っても普通に家族の世話をすることはどれくらいの経済生産額なのか、税金換算して試算してみては如何だろう、もちろん主夫も含めて。 同じく高齢者の経済生産額はどうだろう? 働かない高齢者の経済生産性は無なのか? 地域創生、とりわけ中山間地の但馬や養父の高齢者の生産性(税コストと言われる)はグローバリズムの中で経済という指標の中ではあまり良い評価はされていない。しかしそれでよいわけはない。私も含めいずれ誰もが辿る道、良い年を重ねられて素敵な老人でいてください。