兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

活動情報

藤田孝夫

内外情勢調査会 久元神戸市長

神戸市長、久元喜造氏の講演です。一時間話を聞くのは初めてです。 以下、私の関心が高かった内容  

東京一極集中が加速している、関西の人口減少は顕著で大阪市、神戸市も減少に転じ、九州福岡市に人口では神戸は抜かれた。人口比で国会議員の数が割り当てられると今人口の多いところは栄えるが、少ないところはますます疲弊する。(国を論じる国会議員も自分の選挙区に不利なことはしない)これには憲法改正で議員数を人口だけで決めるのでは無く、別の指標で再配分が必要。

共通しているのは、東京でも中心3区とベイエリアのみが人口増加し、他の区はすべて減っている現実を見なければならない。つまり郊外のニュータウン(一戸建)は市場流通性が低い、一方都心の高層マンションはニーズも高く、圧倒的に人を集めている。出生率の低い都心への人口集中は日本を滅ぼしかねない。神戸でも同じ現象で、中央区だけが人口増加し他地区はすべて減少している。そして特に20歳代後半の流出が多い。

三宮再開発では、一番申し出の多いのは高層マンション建築だが、これを安易に許可すると神戸は大阪に通勤する人の居住地域にしかならない。ぜひとも関西経済界と相談してビジネス街にしたい。医療産業都市、神戸港、外国人居住の多さなどを活かしながらオフィース誘致を進める。中心地を居住エリアにすることは都市計画など条例で規制したい。 ポイントは通過交通と市内交通の区別、湾岸エリア整備など国インフラ整備と併せて中心部の周遊性と歩行者優先のまちづくりを行う。また東公園の芝生化や路面店舗スペースの確保、ファーマーズマーケットの運営など賑わいつくりを民間主導で進める。特に都市イベントは民間に任せたい。

西区や北区など郊外は空き家対策として、里山・楽農など居住環境を前面に、市街化調整区域の条件緩和などに取り組む。  

神戸デザイン、IT化、海外情報発信、教育など、それぞれ外部人材をリーダーに委員会を説立し広く市政へ参画してもらっている。  
一期3年目が経過した久元神戸市政運営、理論派らしい事業スキームは予想通りだが、阪神淡路大震災からの財政再建に苦慮された矢田市政から一転、県に先駆けて攻めのタイミングを捉える市長が誕生した。自治省出身の法政・税制への明るさを活かしながら、市民生活への提案、アイデアを官主導ではなく民間や外部に求める客観性は素晴らしい。新リーダーとして神戸を引っ張っていかれることでしょう。      
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