再生可能エネルギー研究会
午前7時40分伊丹空港集合、その日の午前中には北海道、新千歳空港でした。 人口は兵庫県と同じ、面積は約10倍の北海道における、再生可能エネルギーの先進的取り組みを調査します。
お米(澱粉)を発酵させてエタノールを創る工程とは日本酒生産の技術そのままです。現場は苫小牧、オノエンホールディングス㈱。安陪首相の頃の政策であるエネルギーの地産地消のパイロットモデル事業ですが、原材料はミニマムアクセス米のエタノール精製実験からはじまり現在は多収穫米を使うことの変更は農業の戸別保障、いわゆるエネルギー米は1反8万円。ここでは3000トンのコメから1500キロリットルのアルコールが抽出されます。
ハイブリットから電気自動車に移行しようとしている現在、電気ではなくエタノール精製する意味合いとは電気は蓄電しにくいが、液体化すれば貯蓄が可能なことに他なりません。現在我が国のエタノールはガソリンと混合ですが、その比率はわずか3%、北欧の85%は随分開きがあります。その最大障壁は石油連合ですがそれも歴代政権与党との只ならぬ関係かもしれません。 その原因はエタノールは農水省、ガソリンは経産省、利権争いはしても国家存続の本質的議論はしていないのかも知れません。
ABC包囲網で大東亜戦争をせざる得ない状況に追い込まれた日本ですが、未だその反省あらず、官とは国民のための公僕では無い事の現実が現れています。官それは民主国の国民に仕える公僕では無いのです。
松本工場長曰く「猫の目農業施策では本気で投資できない、継続的な一貫したエネルギー政策を未だ日本は執っていない」
そんな意味からは、食糧も含めたエネルギー政策こそが地方分権の根幹かもしれません。
▲ヘルメットの似合う3人組