地域創生戦略
地方創生に向けて自治体が一斉に計画を策定しています。兵庫県も表記戦略案をこの9月議会で承認可決、いよいよ実行されます。概要を確認しておかねば個別の事業に目が行き過ぎては方向性を見失います。
「人口減少は静かな有事」と言われています。日本の人口は今後80年から100年間は減少が続き、最短で80年後からは減少が止まり増加に転じる可能性がある。(移民を受け入れたら話は変わります)日本では成長=経済のことですべての基本指数はGDPにより表します。しかしこの付加価値生産額=粗利益は個人個人の生産活動とそれを支える消費活動です。そして500兆円と言われるGDPの内、国内消費によりその60%が、残りが海外からですから人口減少下でGDPを増加させるのは困難です。
高度成長期の政治は、次の成長・豊かさのために余った(稼いだ)富の分配が予算化・事業化されましたが、今は負の分配に終始していますから何を行っても削減・縮小がついて回り、有権者から評価されたり歓迎されることは少なくなりました。
そんな中で日経新聞で、こんな記事を見つけました。
2003年から2012年日本の一人当たり実質GDP伸び率の年間平均は0.82%でした。これは世界第4位、1位からオーストラリア、ドイツ、アメリアカです。
~法政大学教授 小泉一正氏~