兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

ひとり言

藤田孝夫

昭和ロマン

 

 

昭和のお祭りを盛り上げた懐かしの名車!

加古川の友人Iさんが、ホンダS800に乗って仲間を連れて祭りに参加していました。無いモノは借りてくる、昭和レトロをみんなで鑑賞し楽しむ発想でしょうか? 他にも当時(40年前くらい)の名車が20台! PCが使われていない当時の車は、金属メカの固まりです。 

中でも注目はS-20型を積んだスカイラインGT-Rです。排気量2000CC・自然吸気、グロス160馬力、スペックとしては今では大衆車です。しかし現物のそれは超デカイヘッドカバーとソレックスキャブレター3連装、独立のエキゾーストマニホールド・・・・ 今なら4000CC級のエンジンに見えます。当時の最先端メカです。

 

~オーナー曰く、本物のGT-Rであると信じてくれへんからボンネット開けとこ。完全整備したけど遅い! メカニックに聞いたら ”そんなもんですよ!” ~

 

生野町、口銀谷祭りに出かけました。ここ数年ずっと見てきましたが、今年は午前中だったせいか人出はそんなに多くはありませんでした。と言うより年々減少しているように感じます。

街並み再生関連事業などを取り入れ歩道の整備は進み、石とカラー塗装で仕上げられた歩道を歩けば、いわゆる美観地区を散策できるようになっています。また鉱山社宅も再生されたり、鉱山社員の次男として生野で生まれた「志村 喬」関連の展示館も整備されました。

これらハード事業は確実に進んでいます。一方でソフト(お祭りコンセプト)はどうか?

各家庭からの展示物や、販売用物品数は減少しています。時代の流れと共に家が建て替わったり空家になったり・・・・これは致し方無い自然の成り行きですが、長期に渡る収集・保存方法を確立せねばなりません。

食についてもハヤシライスが名物らしいのですが、当時の味の復原だけでは少しシンドイ! バリエーションと現代的なアレンジ、地産へのこだわりが必要でしょう。

祭りのメイン会場が商店街から景観地区へと移りつつあることも凝縮感が薄れた一因です。鉱山社宅周辺は室町時代のお寺街道に近い、次回はお寺、仏教関連の催しや、お寺の資料から見る鉱山などをテーマとしては如何でしょう。

ともかく、帰途につけば、見てきた景観やレトロな品々が頭に思い浮かび、ほんわかとした幸せな気分に浸れることは間違いありません。

 

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