兵庫県議会議員みなみ但⾺選出　藤⽥ 孝夫（ふじた たかお）　オフィシャルサイト

KLM機内サービス

機内食を食べる時いつも感じることがある。～おれはブロイラーか～　

狭いシートに押し込められて、機内の行動範囲は牢獄より狭い（牢屋に入れられた事はないが）。そして定時にしかも皆一斉に同じ食事が配られる。することが無いから皆一斉に食べる。当然トイレも食後が一番混雑し、狭い通路にトイレ待ちの行列が出来る。

 親族が採卵のための鶏を飼っているが、その鶏の方が今の私より遥かに自由だ。（平飼いと言い、仕切りの無い鶏舎で飼っている、餌ももナチュラルフード）

 さて事件は、いつもの事ながら、軽率な私の行動から起きた。ビジネスクラスの客専用に用意してあるアイスクリームを取ってきたのです。しかもエコノミーシートに居る私の友人の分も・・・（正確にはチョコレートも）　友人にそれらお土産（戦利品）を渡し、自分のシートに帰るや否や、すぐさまKLM客室乗務員が私に近寄ってきた。（しかも日本女性らしいガタイは外人並み）　～他のお客様とサービスが違うと困るので、今後二度とこのような事はしないでください～

まあ最もな言い分かもしれません。（二度と・・・私は常習性ありか？）

そうなんです彼女にとって私はアイスクリーム泥棒なんです。そしてあろうことかまた彼女がやってきて今度は　～ビジネスクラスの乗務員に聞いたら、あなたが黙って持って行ったといっていました～　　

話は前後するが、今回の旅行メンバーは９名、その内７名がビジネスシートを利用し、２人がエコノミーシートです。ビジネスに座る仲間が時々エコノミーシートに座る我々を気遣って、ミネラルウォーターボトルを差し入れてくれる等、お互い行き来しており、私もビジネスシートに座る友人を訪ねています。その時のお土産アイスが今回の騒動、　名付けてKLMアイス事件・・・

 さて顧客サービスの考察です。今回のフライトは都合１２時間、しかも事件は往路、つまり旅行の初っ端です。これからの一週間を占うとまでは言わないが、泥棒扱い、子ども扱いには少々・・・・私は今年５７歳、まさかアイスクリーム食べたさに泥棒する訳もなく、少しの茶目っ気で要領噛ました積もり。ジョークで返して欲しかったは、言い訳がましいのかな！

それが客室乗務員には顧客の大いなるマナー違反、ひょっとしたら航空法違反と判断したのかも知れない。（近年格安航空会社の乗客マナーに対する要求が過激に書かれていたりもする）

機内の騒音（飛行音）でかき消されていたとはいえ、公衆の面前での指導注意。　しかもあろうことか私が勝手にお土産気どりで手渡した友人も同罪として扱われたようで、友人も私と同様な注意を受けたとすれば友人こそ大迷惑で大激怒！　

 振り返れば、出発前の機内アナウンスでは、長時間フライト、機内の空気が乾燥する事等から、サービスコーナーにジュース・ミネラルウォーター・チョコ等用意していますから自由にどうぞって映像流したじゃない！　お湯だってもらえる前席の外人は持ち込みのカップラーメン食ってる。機内食は断れないけど持ち込みはある程度許されていてカップラーメンやカップ焼きそば、その他日本お得意の高級インスタント食だってご自由にどうぞってことじゃないのかな？　きょうび、お隣が少し豪華なものや自分と違ったモノ食べたって、KLMのサービスが不公平だなんて言う奴いるだろうか？　

（レンジも使わせてくれれば、更に機内持ち込み食のバラエティーが広がる、しかしこれでは乗務員のサービスがコントロールできないから定時・定食のブローラー状態が必要）　

 彼女（乗務員）はKLMの一員として会社方針に従って、機内サービスマニュアルを遵守したことになる。即ち、ビジネスとエコノミーの格差を維持するために。　もしかしたら私と同じようにエコノミーの客がビジネスに行くかも知れない、そうしたらアイスクリームが足りなくなるとでも思ったのかも知れない。罪人扱いされた友人曰く、～クラス別に部屋を分けて、監視係でも立たせとけ～　

 少なくとも友人には罪は無い、有意義な旅行になるように、私から生真面目な乗務員に、友人に礼を尽くすように伝えるべきか、飛行機を降りる直前に乗務員からのハッピーハプニングなどあれば良いなとか、理想的な絵をアレコレ思い描くも・・・・・・・あの言い方（杓子定規）と態度（顔とガタイ）ではどうにもなりそうにない。（私の好みのタイプではなかったことが一番大きい）話したくもない。　ここは簡単に気分転換するのが一番！！　

それは記憶の完全焼却・・・・当然、アイス、チョコはシートポケット内で押しつぶされることになる。私のいやな記憶と共に！