道州制をめぐる最近の動向と課題~このテーマで県議団総務部会・分権PTの研修会を実施しました。
氏は自民党本部の道州制推進本部参与に招聘され、党本部が考える道州制の法案や具体的な組織体系など、草案作りをされている。今回研修の最大テーマとは、関西広域連合こそが分権の突破口として実質的な選択肢であるとの認識に立ち行動してきた県議団にとって一気に道州制を指向すべきかどうかを検証することにある。具体的には、道州制に移行することに係る最大懸念10項目が払拭できるのかどうかです。
懸念10項目とは・・・
自治省出身で参議院議員を3期務められた久世氏だけに、今回は兵庫県や関西広域連合の状況を事務局から事前調査 され、講演3時間前には石川座長と私と意見交換を希望され、昼食をはさんで約2時間お話をさせていただきました。
誠に自治省出身者らしい(失礼)国の統治機構(正確には体系)について話されたその骨格の一部は想像できた。兵庫県の長期ビジョンにも似た国家像のビジョンイメージを私は想像しました。(この場合ビジョンの意味は現実的な激変緩和処置を含んだ具体的な事業進行へは触れられていない。いわば理想形を描く範疇です)
上述の懸念10項目の内、どれが消えたのか? また氏の担当以外なのか、道州制移行に伴う様々懸念材料などは今回示されなかった訳で相変わらず課題も山積です。民主党政権が約束していた地方市分部局(近畿地方整備局、近畿経済産業局、近畿環境事務所)の移管に係る法案は未だ国会提案されていない。(橋下市長の大阪都関連法案は通したにも関わらず)
今後PTを早急に進めねばならない。総選挙の時期が意外に近いのではと巷で言われているだけに、確認せねばならない事は沢山ある。