兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

特集

藤田孝夫

講演 五百旗頭 真 氏 

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県議団政調会主催の研修会です。講師は五百旗頭氏、申し分ない才能の持ち主ですが、このタイミングでは少し違和感がありました。講演タイトルは「日本再生の道筋」行革議論でのひょうご震災記念1世紀研究機構の今後の運営はこの際横に置いて講演内容に集中することにする。

 

《日本の危機対応》 ~五百旗頭氏の歴史館から~

大和王朝の朝鮮征伐、高句麗、新羅、百済の戦国時代に日本は27000人の軍隊を送るも敗戦。日本が責められることを想定し対馬、九州に一大防衛網を築かねばならなくなる。そして先進国から学ぶ以来たくさんの唐人を招く。

蒙古襲来  黒船(産業革命)とアジア植民地化の危機。再び海外から学ぶ、強烈な文民コントロールで富国強兵政策断行。 アジアのなかで唯一植民地化を免れる。日清・日露戦争で戦勝国側となる、やがて大東亜戦争へ突入、敗戦 300万人の戦死者を出すも沖縄以外では国内が戦場になる前に天皇が降伏を宣言した。ヨーロッパ戦線(ドイツ、ポーランド)では700万人が死亡。昭和天皇の決断は日本の歴史観からではないか。

 

《戦後の危機》

73年オイルショック、大東亜戦争もエネルギー戦争だった、→原発。

北朝鮮:新型高速ミサイル艇の配備と原子力発電所の外部攻撃からの防衛

中国:30年間続いた高度経済成長(日本は17年)大国意識と資源不足は尖閣列島など海洋進出でフィリピン、インドネシア、ベトナムと領海問題。

中国に大国としての責任と国際秩序を守らせる手順を踏まねばならない。小さな事でも見過ごせばその綻びは大きくなりやがて命とりになる。

 

《災害危機への対応》

ひょうご震災記念21世紀研究機構の役割については最後に触れられた。関西広域連合がリードした東日本大震災への救援支援活動は1.17以来兵庫県が培ってきた防災減災の知の集積であり、機構の役割は大きい。

我々県議団は行革議論の中で当機構については阪神淡路大震災20年をもって兵庫県立大学に所属すべきと言ってきた。県単独でシンクタンクを持つのは荷が重い。広域災害対策が必要なもとはよく理解できるが、広域であるがゆえに兵庫県が単独で持つべきかどうかが焦点になる。国家としての取り組みであるようにも思えるし、防災意識というソフト面から見れば兵庫県民の意識は当然高く、災害対応力は秀でていることになるが、果たして! 

あってならないことですが、東海東南海地震がもし来たとしたら、その時の対応でもハッキリ効果を出せることが当面の目標となることは間違いない。

 

 

 

 

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