兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

活動情報

藤田孝夫

養父市森林組合~木質バイオマス~

 

このデカイはさみでチップを創る訳ではありません。養父市森林組合の総代会参加の記念品です。

毎年8月下旬に開催されている総代会、記念品は工具類が多いのも森林組合らしい。丁度親父の誕生日が迫る時期の開催ですから、今まで頂いた記念品はすべて親父の誕生日プレゼントとなっています。今回も歓んでくれそうです。

さて養父市森林組合ですが、兵庫県の県民みどり税事業の内森林整備事業の70%を各地森林組合が請け負っていることもあり、結構な好決算が続いています。決算書によれば今季も経常利益は2000万円超、トータル流動資産は8億円を超えています。高性能林業機械など購入しながら効率化を図るも、従来林業は高価格建築材搬出を目的としていましたが、その市場はすでに縮小しています。

~日本の住宅数は約5000万戸、即ち赤ん坊から100歳の高齢者まで含めても二人に一軒の家があることになります。加えて構造躯体も集合材や鉄筋などローコスト高強度の素材が市場には溢れ、しかも人口は減少中~

林地崩壊や土砂災害への備え、あるいは有害鳥獣対策へとして間伐など森林整備が急がれますが、木材を搬出する経済コスト(市場ニーズが無い)が合わないのです。

そこで目を付けたのが、昨今の電力不足、再生可能エネルギーの需要増などを背景に、木質エネルギーとして活用しようという事です。上垣組合長の挨拶や総会資料でも触れられています。ではどんなエネルギーに変換するのか?

電気化、燃料化、迷うところですが、基本は兵庫県の伐採可能(搬出可能)木材量は如何程で、どこまで伐採すべきか森林整備計画として唄うことです。もちろん樹木の成長量も勘案しなければなりません。それ以上の資源利用は出来ないというリミットを定めねばなりません。そのうえでどれだけのエネルギーが創造出来るかとシェア率が経営計画です。

木質の熱量は体積比で重油の1/3、空気を運ぶようなものです。出来れば中山間地域に密着した原材料立地でありたい。地域産業振興のためにも。

 

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