養父市進路対策
要望会
県立高校の学区再編依頼、久々の養父市進路対策協議会開催と県教委への要望会です。但馬の高校進学生徒数は統計上緩やかに減少し増加しません。本年度生まれた子供数がほぼ15年後の高校進学数です。UIJターンや外国人受け入れ数などが増えない限り自然増が見込めないのです。当然クラス数が減るのですが、学校数そのものは地理的に減らしにくい状態です。高校としての適正規模がいつまで維持できるのか?どこかで学校統合となるのか? それともスクーリングや通信を組み合わせて学校と生徒との実質距離を短縮できるような技術革新が起こるのか?
短期と長期
29年度入試では但馬生徒数が127人減少します。私学など選択肢が少ない地域では様々工夫が必要です。また市が行っている通学費補助制度も奨学金制度と併せて制度設計するなど配慮が必要になってきました。さらに地域創生の観点からは故郷を背負う人材の育成に向けて地域挙げて生徒と連携しなければなりません。
養父市農業特区を活用した農業高校の科目や研究など新たな関りもさらに発展の可能性があります。
要望内容は下記3項目です。
1
養父市の中学3年生が、自身の適性や能力、交通事情を踏まえて第1志望校を選択することができ、当該校に進学できるように、関係する県立高等学校の学級数を確保すること。
2
地理的な状況を要因とする通学手段や経路の選択肢の乏しさ、長時間の通学といった負担の改善を図るため、交通手段の確保と通学時間の短縮に向けた取組についての交通各社への要請と、通学費用の保護者負担の軽減のための補助に取り組むこと。
3
生徒にとって学びたいことが学べる特色づくりの一環として、ふるさとの未来創りに挑戦する人材育成を図る教育活動の展開や、それに資する学科、コース、類型の創設等、地域創生の観点にも立ったさらに魅力ある高校づくりを推進すること。