CLT構造 兵庫県林業会館
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神戸市中央区、県庁のすぐ南、この辺りは県警本部や高層マンションが並ぶ元町駅北部、この密集地帯に県産材で5階建てのオフィースビルが建設中です。
何度も取り上げてますが兵庫県林業会館ビルです。
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内部構造が見える時に見学することになった。
敷地面積355㎡
1階はコンクリート、2~5階は木造
構造的には躯体(骨格)は鉄骨、壁はCLT(直交集成材)
窓とCLTの壁を市松模様に配置し、縦横斜めの強度確保の多くを木材が担う構造となっている。
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躯体もすべて木材化することも可能だが、コストや今度の汎用性を考慮し、細めの鉄骨躯体としたとのこと。
来年1月完成予定、完成後も温度や湿度、防音遮音など測定しデータを採るらしい。県産材使用の象徴例として注目を集めているが、その機能性についても高評化が得られることが期待される。