兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

活動情報

藤田孝夫

宿南地区水害対策

 

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平成16年の台風23号、翌年17年発足した宿南地区水害対策促進期成同盟会、10年が経過しました。宿南地区の皆さんをはじめ、兵庫県、養父市など関係する皆さんのご協力のお蔭で無事工事が終了しようとしています。

兵庫県養父土木事務所からは様々な改修計画が出され地元との調整の結果は三谷川は河道断面の確保と堤防のかさ上げ。青山川は円山川との合流地点に樋門設置となった。26年度で既に樋門は設置や堤防のかさ上げは完了し、当地域での水害への安全度は確保されていますが、管理道路の設置などは27年度となっています。

阪神淡路を経験し東北地方大震災を支援した兵庫県では、ハード整備で自然を抑え込むことが出来ないことを踏まえ、ハードとソフト両面より人の命、財産をどのように守っていくのか理論的に明解に示しています。それが「総合治水」の考え方です。即ち

  • 堤防や樋門建設で床上浸水を完全に食い止める(主に外水対策)
  • 床下浸水は民家の屋根の雨水貯留、田んぼ貯留、校庭貯留(主に内水対策)
  • 今後は森林などの適正管理による保水力確保
  • 河川監視カメラ、防災ハザードマップの整備と情報公開
  • 避難場所・ルート・方法などの確定と避難訓練実施
  • 浸水モニュメント設置など将来に渡り安全な土地利用啓発

養父市からは、小学校の校庭貯留計画や住宅への雨水貯留タンクの設置など提案があり、住宅貯留タンク設置事業では100L以上の設備購入を条件に3分の2、上限5万円を補助している。現在の実施数は、住宅31戸、事務所1か所、公的施設1か所。

今後はやはり森林整備が大きな影響を与えると思われます。当地区が水害をバネとして総合治水事業を考え実行することは、ハードに頼りすぎない人が出来ること(すべきこと)を考え実行することです。水害の多い肥沃な土地の安全は農業にとっても良いことに違いありません。 

 

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