市内各地で老若男女を問わずスポーツを楽しむ好季節です。残暑が無かった今年は秋がいつになく長いのかもしれません。但馬在住の剣道をする人の頂点を決める表記大会が養父体育館で行われました。
小学校低学年の部(男女共通)、小学校高学年の部、中学生の部、高校生の部、社会人3段以下の部、社会人4段以上の部、60歳以上の部に別れて試合をします。
近年但馬での有段者は増えているそうです、2021年開催の関西マスターゲームズでも競技種目として剣道は挙がっています。(日本人限定か)さて柔道、相撲、剣道などの日本古来の競技は世界のスポーツ界ではどうなっているのか気になるところです。
日本 | 世界 | |
剣道 | 177万 | 250万 |
柔道 | 16万 | 数百万 |
野球 | 690万 | 3500万 |
サッカー | 480万 | 2億7000万 |
数字は各競技団体及び日本生産性本部のレジャー白書2014より
以外に少ないのです、韓国の剣道人口が50万人と言われていますから日韓で世界の殆どを占めています。オリンピック競技化を目指す動きもありますが、ハードルは高い、それは判定方法が日本独特の美意識に溢れているからでもあります。 一般にスポーツの判定は単純で最近ではチャレンジ制度(審判の判定に不服申し立てした場合はビデオ判定とする)なども導入されてきた。しかし(注)剣道では3人の審判が「気合」「剣の作用」「体さばき」を総合的に判断して1本を決める。レフト前ヒットを狙った振り遅れがライト前に転がっても安打となる野球や、パスがそのままゴールに吸い込まれて得点となるサッカーとは違い、面を打つという意志を持って面を打たないと1本にならない。そこが単なる競技スポーツと違う奥深さでもある。日経新聞剣道からKENDOへより
しかしクールジャパンの本質は、モノでは無く、この精神にこそある。
剣道をスポーツとして広めることも重要だが、武道として興味を持つ人にこそ参加してもらいたいと思う。