天地無用!
がっせえアート展
作品共通のテーマは「天地無用」かもしれない。確かに上下が存在する絵や数字を書き込んだ作品も無くはない。しかし・・・・・
キャンパスとは
普通キャンパスに絵を描く人は、意識するしないに関わらず最初から作品に天地を与えます。見る方も疑わず天地を意識することもない。
しかし障害者の創作風景は違うのです。絵(キャンパス)をくるくる回しながらクレヨンで描く子もいれば、キャンパスの裏にも描く者もいるそうです。立法体の正面と横、即ち印象を一次元で描く者も多いと聞きます。
つまり天と地は無用、
時間さえ自由なのです。アール・ブリュット。
創作の座標が何処なのか?それが他と違うとすれば何を訴えているのか?そもそも何なのか? 想像は広がります。コピー&ペーストではなく緻密に書き込まれた柄(?)は同じものは二つとないフリーハンド、その微妙な差がウネリとなり躍動感を与えている。展示作品が生きているようだ!