県庁サテライトゼミ 関学
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関西学院大学総合政策学部 清水陽子 ゼミの皆さんが兵庫県庁でサテライトゼミを開催していただきました。一級建築士で准教授でもある清水先生のゼミらしく、快適空間とは? がテーマですが、3つのグループでの研究発表がありました。
1、シティープロモーション
2、都市の緑化
3、公共的な集まりの場(図書館)
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シティープロモーションは兵庫県150年にふさわしい、兵庫五国の特徴をどう露出し併せて県民の満足度や貢献意識を高めるのかがテーマでした。(大きい・広~い) 結論は県民の多くが感心をもって見てくれるHPの必要性と県主催のシティープロモーションサミットの実行でした。
都市と緑では都市の魅力アップには景観的に美しいと感じるデザインが大切、そのためには人間の目で見た時の緑(草木)の量とデザイン性が影響する。
公共的な集まりの場では、関学図書館のスペース活用効率に着目し、より多機能で快適な図書館とはどうあるべきかを提言した。
いずれも非常に論理的に考えられており、思考順序は間違っていないし、何より私が学生の頃と比較すれば雲泥の差さえ感じる。非常に素晴らしいグループ研究発表でした。
仮説に基づくより多くのサンプリングとその解析こそは学生時代の時間が許す研究の醍醐味に違いない。担当教授以外に今回は県会議員が講評することになった。
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来年度以降の県議会サテライトゼミが存続するのかどうかは、県議の質問やコメントがどれだけ彼ら(学生と指導者)にナルホドと頷かせたかにかかっている。
次の兵庫を支えるであろう彼らの発言は非常に直感的で新鮮、質感より色感! だから興味深い!
今まで行政都合でごり押してきた専門用語や仕組みが仕方ないでは済まされないことを実感する。歴史観や習慣・風土、多角性は?と思ってしまう私は既に古いのかも知れない。