JC出身議員と現役の会
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知事をゲストスピーカーに迎えて現役メンバーとJC出身県議との意見交換、懇親会が今年も開催されました。
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毎年2月議会中、場所はメリケンパークオリエンタル、これも同じです。但し出席者は現役はほぼ同じでも、現役メンバーは兵庫ブロック役員かロム役員ですから基本的には1年交代です。我が南但JCからは古屋君がブロック副会長、理事長の西本君とセクの小野山君、以上3名が、、、なんと神戸お泊りの準備で参加。
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なんでも今年は憲法について(改憲)国民的議論を後押ししたいとかで県会議員の本音は改憲派と理解してよいのか? どんな催し物をするのか?など様々議論されているようです。私からは憲法と法律の違い、改憲の必要性、目指す国家像と私たちの暮らし、改憲の手続き、など順序立てて理解促進を図ることから始められるよう。例えば賛成派・反対派に別れたディベートや、基調講演などを提案しときました。
さて何時もの当会での私の役割である、県議会の現状報告29年度版は以下・・・
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兵庫県議会の現状について
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1 地方自治体においては、国と違って、議会の議員だけでなく、行政の長である知事などの首長についても、住民の皆様が直接選挙で選ぶ「二元代表制」という政治制度が採用されています。この制度は、県民の代表である知事と議会議員が、別々の選挙で選ばれ対等の立場に立ち、互いに真摯な議論を交わし、その自治体の運営に携わっていくというものです。
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この制度のもとでは知事と議員が全く同じ考えでは二元代表制の意味が無くなります。議会は県民の一方の代表として、執行機関とは別の視点から県民の多様なニーズを把握して県の行政をチェックし、政策を提言していくこと、それが我々県議会に課せられた使命であります。
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2 今年の7月12日には、兵庫県が成立されてから150周年の節目を迎えますが、兵庫県で初めて県議会が開かれたのは、今から138年前の明治12年5月ですから今から12年先、年号は決まっておりませんので西暦2030年は兵庫県議会150周年です。・・・・ その時には県民上げてお祝いをしたい、ワクワクしますね。ここにいる多くのJC議員は参画できるか?これは解りません。
最初の議員数は74名でした。現在の議員定数は87名ですが、西宮市選挙区において1名欠員となっているため、現時点では86名の議員がおります。
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3 議員は、議会における活動を円滑に行うため、政治上の主義や政策を同じくする者が集まり、会派と呼ばれる団体を結成しています。現在、兵庫県議会に存在する会派とその人数の状況ですが、自由民主党が過半数の44名、公明党・県民会議が13名、(立憲民進希望連合)ひょうご県民連合が11名、(大阪兵庫)維新の会が8名、日本共産党が5名、無所属が5名となっています。
ただいま申し上げましたとおり、現在、兵庫県議会における最大会派は、自由民主党ですが、その半数の22名もの議員がJC議連(身)となっています。このように、JC議連は、議会の中においても大きな存在感を示しております。JC議委員内で意見がまとまればの話ですが・・・
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4 さて、兵庫県議会では、阪神・淡路大震災の影響により、4月の選挙をやむなく2か月延長し6月、その後4月の統一地方選挙に復帰したことから県議選の投開票日から当選議員の任期開始まで約2ヶ月の「空白」が生じている選挙期日と議員任期の「ずれ」が大きな課題となっておりました。
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例えば4月選挙で初当選しても6月までは議員とは認められない。何故なら議員任期がたとえ落選した議員でも議員任期中だからです。・・
でもこれでは住民意思を政治に反映することができません。この解消に方法は住民投票、議員辞職、勝手に4年の任期を変更することは法律で認められていません(当然ですが)。県と同じ状況にあった神戸市、西宮市、芦屋市の3市議会と連携し、国への要請活動を粘り強く行ないました。(足掛け3年)
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その結果、第193回通常国会において、「議員の任期の特例法」が成立し、兵庫県議会では、平成29年6月定例会の開会日に、この特例法の規定を適用し、次期県議会議員の任期満了日を平成35年4月29日と定めることを全会一致で可決しました。このことにより、平成31年春の選挙で選出される次期県議会議員の任期は、平成31年6月11日から平成35年4月29日となります。つまり4年ではなく3年10か月の特例任期となります。
この一連の動きは、「地元の声」を地方議会等が国に訴えて立法化されたという非常に大きな出来事です。
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5 兵庫県議会では、これまでから様々な改革に取り組んできました。早稲田大学の実施する地方議会改革ランキング最新2016年は全国2位、2015年は一位、平成30年度は、昨年度から実施している常任委員会の地域開催や、県議会だよりの全面カラー化など紙面内容の充実、県議会ホームページの充実強化、県庁3号館1階ロビーを利用しての障害者アート展、大学生の県議会サテライトゼミの開催、兵庫県産木材の利用促進条例に次ぐ議員提案による政策条例の制定など、議会の活性化に向けた取組みを加速できるよう検討しているところです。
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6 現在、県議会では、2月定例会が開催されています。会期は、来月の23日までとなっており、主に、来年度の当初予算の審議が行われます。県の予算は、一会計で約1兆8800億円、特別会計なども合わせると総額約3兆7000億円にものぼります。県民の生活に密接に関わってくる案件であり、しっかり審議していきたいと考えています。
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7 議員はその出身畑によって3つに分類されると言われます。一つは議員秘書・市議会・地方公務員出身、二つは労組・教祖などの組合系、三つは自営・企業系です。私どもJC議員連盟のメンバーは、どちらかと言えば自営・企業系が多く、企業の複式簿記(負債と資産)や経済マーケット動向を絶えず見る習慣が根付いています。それこそが今地方自治会計の方向性であり、県政の最大課題でもあります。加えて現役時代に培った修練、奉仕、友情を今だ守りながら、地域が主役時代の兵庫創生に向けて、今後も議員活動に邁進していきたいと考えております。
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そのためにも、それぞれの地域でのリーダーとして大きなご活躍をされておられますJC現役の皆様方のお力を是非とも頂戴いたしたいと考えておりますので今後ともの交流をよろしくお願い申し上げます。