県庁ライフワークバランス
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プレミアムフライデー=金曜日には高級ビールをどうぞ!
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ビール需要喚起になったかどうか! 表向きの解りやすいPRだが裏(取組実態・実績・評価)を管理局にお聞きし意見交換をさせて戴いた。
昨年、4月に兵庫県庁ライフワークバランス宣言がなされた。推進方向は次の3本柱
- 超過勤務の縮減
- 子育て介護と仕事の両立支援
- 働きやすい職場の実現
(警察・教育委員会は宣言対象外だが準じる取り組みをする)
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これらを実現するために職場毎(班・課)単位で超過勤務の年度計画、進行管理を行う事とされている。具体的には超過勤務要因の調査分析、縮減と平準化が行われた。
- 財務会計システムの入力者の拡大
- フリーアドレス
- 照会事務の見直し100件
- スタンドアップミーティング
- 困難案件の午前中着手
- 資料活用の効率化
- 直行直帰 Etc
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その他、休暇の取り方やその公平性判断を上司や仲間が納得できることが必要で、そのためコミュニケーションがとりやすい環境整備・意識改革が実施されているようだ。結果はともかく意識は高まったのではないか。
29年度実績
職員一人当たり一月平均 12.4時間の超過勤務 昨対0.6時間、約5%の削減となった 対象職員数は約4600人 (幹部職員除く)。この人件費効果額は約1億円
在宅勤務
小学生などの養育のため自宅勤務できる制度は22名の職員が延べ354回活用(昨年212回)(統計関連職)
フリーアドレス
決まった机椅子を設けず、その時の気分、作業内容によってレイアウトを変えられる仕組みですが、企画県民部総務課(約30名)で実験中です。
総務課での基本的事務データはデジタル化されセキュリティー管理の下で自由に使うことができる仕組みだと思われます。紙媒体のデータは基本的に1部だけを保管し、各自が必要に応じてプリントアウトする。単純に紙媒体数は1/30プラスになる。
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ライフワーク宣言の対象は今後、教員・警官に及ぶのか?
作業数別に最適な処理速度や方法など、生産ラインの管理に習うべきものは無いのか?
基本的に事務作業は一箇所に集まってする方が効率的とされるが果たしてそうなのか?
超過勤務減は実質手取り額の減少だが、超過勤務が無くなった時でも基本給体系は変えにくいが期末勤勉手当などでど評価する方法などは明解か?