兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

活動情報

藤田孝夫

環境産業セミナー

神戸新聞主催の但馬懇話会、今月のテーマは「環境産業」講師は神戸新聞記者編集委員の辻本一好氏、市は養父地域担当記者だったこともあり、その後農業や第一次産業をよく書いておられ私も注目していました。
様々な産業(企業)で取り組む環境対策とその効果についてまず事例紹介があった。
  1. 太陽光パネルによる電源で日中水をポンプアップしタンクに貯め、作物の根元に必要な時、水を落とす装置
  2. 畑に高架の太陽光パネル設置で発電と農業を両立(通常太陽光の60%確保で栽培に支障無し)
  3. コープこうべの工場での食品ゴミや残品処理費用は年間1億円掛かっていたが9千万円分をバイオガス処理で発電1440kW、蒸気13tを生み出している。
  4. 上記投資金額は3億円だが、3年で投資資金回収できた。
  5. 竹をチップ化しボイラー燃料として使用(クリンカ成分対策が成功)竹粉末の土壌改良剤化
国内の化石エネルギー輸入額は年間約20兆円(原料プラ除く)これを内製化・国産資源活用に切り替える効果は資金流失抑制・国内雇用などに大きな可能性がある。
世界的に見れば2015年に風力発電、2017年には太陽光発電量が原発を超えた。つまり小規模地域発電を集合させながらエネルギーループを創り大規模原発を不要にしつつある。  
日本は化石燃料や原発依存度が高かったことからエネルギー関連機器の開発が遅れ、バイオマスボイラーやエネルギー機器、林業機器などは外国製品のほうが性能が高い、ようやく蒔きストーブが追いついた。  
東京・大企業の価値観で田舎は計れない、公共経済(地域経済)の解体ではなく、輸入市場を自前市場に転換することが必要。そのためには水・太陽・平地・山を活用しろ との講演でした。  
但馬の開発可能エネルギー生産総量と内訳、今後の可能性を尋ねたところ、まず水力、次にバイオガスと回答された。(但馬牛増頭が望まれるが糞尿処理は大きな課題、糞尿によるメタン発電は養父市で今春竣工する)廃液の田畑散布の影響調査が残るが、31年度県は2000万円程度予算化していることを確認した。
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