資産老朽化比率、予算特別委員会1
このタイミングでの予算委員会は辛いものがありあす。しかしこれを疎かにするようでは議員の資格なしです。っと自分自身に言い聞かせながら、質問原稿書きと更なる書き込みが始まります。
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質問通告期限は前日正午まで、項目を提出してからも最後の疑問文は変えないまでも、更に書き込みが続きます。私の場合の目安は午前1時までとし2時には寝るようにしています。
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さて最初の担当は31年度兵庫県当初予算全般の財政質問です。しかも一番最後の登壇ですから、ダブらないテーマ選定が要ります。
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- 1 資産老朽化比率(有形固定資産減価償却率)と将来負担比率について
(1)資産老朽化比率の算出について
(2)資産老朽化比率と将来負担比率を組み合わせた分析に基づく予算編成について
2 中小企業高度化資金の債権管理について
▼録画配信
http://www.gikai-web.com/hyogo-vod/vod-t/19030108.html
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県所有の建築物総床面積は735万㎡、これは甲子園球場(アリーナ含む)の325個分です。県民一人当たり1.34㎡。築35年で大型設備改修、45年経過で建て替え(統廃合)に迫られる。県財政はもちろん県施設配置にも関る重要な事項です。財政的には経年変化をコントロールする方法について質します。
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(1)資産老朽化比率(有形固定資産減価償却率)の算出について
平成30年度の決算の着地見込みでは、収支均衡が見えており、また、県政の節目となる150周年を迎え、新たな時代への幕開けとなる、このタイミングで老朽化が進む県庁本庁舎の建替え案がにわかに出てきました。
県民生活を支え、県内産業の振興や県内外の交流を促す重要な基盤ともいえる、兵庫県が保有する公共施設・インフラは、公共施設では、代表的なものでは、先ほどの本庁舎をはじめ、県民局・センター庁舎、警察署などの庁舎、県民利便施設などの公的施設、県立学校、県営住宅、県立病院、インフラ施設では、道路や橋梁、トンネル、港湾等の土木インフラ、農道等の農林水産インフラ、企業庁施設、交通安全施設等、多種多様のものがあります。
現在、人口減少、現役世代人口の減少等が進む中、今後1人あたりの将来負担の増加も見据え、施設の規模も含めた検証や、新たなニーズに合わせた機能の見直し、加えて、建設後経過年数に応じた老朽化対策等が必要となります。
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有形固定資産減価償却率(老朽化比率)は、個別の施設の老朽化度合いを把握し、例えばいくら改修・修理費用等施設維持費をかけるか、もしくは建替え等の更新をするかといった施設ごとの管理方針や、予算に制約がある中の老朽化対策施設の優先度合いを決定する根拠となるばかりでなく、県政の見える化、県民理解にもつながるものであり、その算出は必須であると考えられますが、当局のご所見を伺います。