医療情報の共有について、予算特別委員会4
患者情報の共有化の推進について
患者情報の医療機関同士の共有、介護関係機関など多職種間また遠距離間での共有化は、患者に関する豊富な情報が得られ、患者の状態に合った質の高い医療を提供することができまた、急性期医療から回復期医療、在宅医療・介護への円滑な移行に資する、離島や救急現場、診療所から拠点病院間の遠隔治療また、患者が引っ越して別の地域に移住等をするときに、重複した検査を受けることなく、体への負担が軽減されるものと期待され、住民の方にとって大いにメリットがあるものと考えられる。
平成26年9月、国の地域における医療及び介護を総合的に確保するための基本的な方針でも質の高い医療提供体制及び地域包括ケアシステムの構築のためには、医療・介護サービス利用者も含めた関係者間での適時適切な情報共有が不可欠であり、情報通信技術(ICT)の活用は有効な手段であると指摘された。
本県においては、平成31年度予算案において、圏域医療情報ネットワークの構築支援として、圏域医療ネットワーク整備検討事業や地域における患者情報共有システム等充実事業、医療ネットワークセキュリティ基盤整備事業を行うとしている。
- 「圏域レベルの医療情報共有システムがない圏域」は
- 神戸、東播磨、播磨姫路(西播磨込)、丹波、豊岡です。システムがある圏域は、阪神(むこねっと)、北播磨(きずなねっと)、淡路(あわじネット)です。
得られた匿名のビッグデータとして活用し、さらに医療が発展することも期待される。患者情報の共有化の推進に際して、想定される課題とそれへの対応について当局の所見を伺う。
私見
鹿児島県は南北600キロにわたる広大な県域を有し、離島が多い、内陸部は鹿児島湾によって大きく分断される地形です。
この地理的条件の不合理を解消すべく、県内各地域の医療施設から医療施設が集中する鹿児島市内の読影専門医が待機する医療施設に画像を送信することにより高度な画像診断が受けられるシステム、これが遠隔画像診断システムです。県内各地域の救急医療体制に、迅速で適切に対応することができます。
具体的には、遠隔画像診断とはCT、MRI等々の画像を離れた場所にいる読影専門医のもとにITを利用して送信し、送信された画像を読影専門医が判読して診断レポートを作成し、治療に対する助言等を24時間で対応する遠隔医療です。
日経に本日掲載、オリンパスではがん診断の画像解析ソフトを開発、医師のがん発見や診断のレベルを遥かに超えており機器とのパッケージで病院導入を目指す。 このことは医療の機能分担につながる。つまり現場執刀医と画像解析室にいる指導医との作業分担となる。