再生可能エネルギー研究会 北海道
今日の調査先は、北海道バイオエタノール㈱です。昨日訪問したオエノンと同じくバイオ燃料地域利用モデル実証事業として全国で3箇所認定された工場です。オエノンと一番の違いは目的として、北海道農業基盤の強化対策の一環として連作障害を克服することなどにある。 原料としてはミニマムアクセス米に加えて小麦、てん菜(交付金対象外)を使用する。
現在のエタノール精製コストは1リットル=150円くらい 実際の販売額は市場価格に連動するため実質ブラジル産輸入エタノールの価格となる。(円高もあり90~100円)差額が国庫補助となる。
課題はここでもエタノール出荷先が㈱根岸製油所で、ETBE加工されバイオガソリンとして、石油連盟(石油関連業界団体)を通してしか販売されていないこと。(首都圏中心) 仮に北海道でガソリンと混合して道内で販売されれば、さらに雇用や農業への好影響など地域循環経済高として解りやすい実証実験となるのではないかと思える。利用者の心情的支援も得られるだろう。その差額補てんを道庁に任せ、エネルギー交付金プラス地域超過課税など考えられないだろうか?