但馬地域政策懇話会
令和4年度の但馬県民局事業(予算)に関する、首長・県議の意見交換会が開催されました。
ひとり言のコーナーへの掲載ですから、この際予算や事業など具体的な検証より、その前提となるそもそも論を少し・・・・
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根拠の無い思い込みや、なんとなく感じたことを羅列する会議ではない。リーダーの言動には目標とすることを実現するための幾つかの戦略を建てた上で、達成率を検証する意味で課題を抽出していく。そのために国施策や県施策、他自治体の考え方や取り組みを知りながら議論を深めていくのが普通です。いきなり議論に参加すれば実証データを確認していないので勢い意思疎通とか距離感とか根拠なき感情論でもぶつけざる得なくなる。気位の高い御仁なら尚更そうなります。
しかし今回の回答は粋でした。この方の引っ張ってきた言葉の選択眼はとても技術系幹部とは思えないセンスに溢れていました。
①距離感が遠い
県は市町の課題を認識する態度に賭けるのではとの問いに「箸が転んだこともお会いして話すくらいにお伺いする機会を作って意思疎通を図って参ります」
②JRの運行便減
赤字路線縮小下でのJRディスティネーションキャンペーンは我が町に恩恵が無いのでは? 「DCの宣伝効果は絶大、但馬の期待はそこであり観光客はJR利用するかしないかは関係ないとも思える」
③但馬のシビックプライド醸成
「但馬人は故郷への誇りはあるが自身が無い、だから帰って来いとは言わない」「但馬をよく知ってるのはよそ者かも知れない」
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敢えて要望する時、重要度が高い低いに関係なく探して見つけた課題ばかりを羅列する会議になったりする。それでは会議に参加しても何も得られない。地域の将来展望を持ちより県施策と擦り合わせる会議にしたいものです。(失礼しました)