但馬の交通事故
活動レポートではありません。違反者講習会での講義を受けて感じたことです。
【兵庫県】
直近データでは全国の交通事故死亡者は年間4611人、兵庫県では198名が命を落とされた(事故発生から24時間までの死者)事故件数は36219件。これは全国ワースト4位らしい。
傾向は高齢者(65歳以上)の比率が高いことと飲酒運転に絡む事故が多い事です。兵庫県の場合、死亡者のうち94名が高齢者(約50%)、飲酒での事故死亡者は19人とのことです。
【但馬】
交通事故での年間死亡者11名(内高齢者6名)、但馬と同じ人口である伊丹市、宝塚市との比較では、両市の交通事故(人身)は年間約1000件で推移しており、死者も4~6名であるのに対し、但馬では事故件数800~900件、死者は11人~15人と多い。
整備された交通手段の差や延長道路距離、免許取得率や自家用自動車の登録台数等、前提条件は同じではないが、単純な人口割合で測った場合、但馬の特徴は、①死亡事故が多い、②自宅・近所での事故が多い、③高齢者の事故が平均値にオンしている。④夜間・横断歩道以外での事故が多い。
これらが県警の分析です。考えられる他の要因は①道路事情~高速輸送道路と生活道路が混在している、②人口の分散で都市部以上に自家用車使用頻度が高い、③当然一軒当たりの自家用車登録台数も多い。
痛ましい事故を無くす県警としての対応に加え、地域の活力維持という観点からは、高齢者が安全に車を運転できる方法等はないのだろうか? 例えばぶつけても怪我させない車、壊れない車、痛まないガードレール・・・・ 障害物を避けながら目的地に連れてってくれるナビシステム・・・・・
交通量が少ない事が安全では決してなく、絶えず起こりうる可能性を状況に合わせて想定出来ることが安全に繋がるようです。
~そのために自家用車の限界を知ることが大切~なんて書くと警察から怒られそうです。雪道などではブレーキの制動距離と駆動輪のスリップ量を計ってから運転しています。