単純な疑問、何故県議会招集者は知事なのか? 県議会の座長は議長なのに!
何故県議会は神戸市だけで開催されているのか?
議会事務局(自治法的には議長を頂点とする組織・採用決定してはいないが任命したことになっている)
に相談すると、各地の事例を調べてくれた。近隣では京都府議会が北部・中部・南部で本会議を年間3回、京都市の本会議場以外で開催する計画があった。 早速事務局長他が舞鶴市民会館で開催される京都府議会定例会を視察に行ってくれた。「舞台と前席に府幹部・府議会議員を配置し1000人を超す傍聴者で溢れ、スゴイことになってました」と報告を受けた。 その後、傍聴者は高校生他多くの動員も掛けられていたこと、経費的なコスト、幹部の安全対策・危機管理などが課題となり、そもそも何故移動して高コストをかけて府議会を移動開催したのか? その目的は災害発生時の緊急的な事業実施のための議会開催が府議会場以外で可能かどうか? であったらしい。(つまり一年だけの実験的開催)
兵庫県で実施する場合も同様の理論武装が必要と判断され、結果は県議会の調査一環である7つの常任委員会を県下各地で開催することで調整が始まった。コロナ禍で一時中断するも今回は久々の実施となり、順番通り文教常任委員会と産業労働常任委員会が相生市と養父市で開催されることとなった。
さて、今兵庫県は新しい知事の下、県庁舎や議場の建て替え議論をゼロベースで考え直す方針が出され、使用不可となっている議場、県幹部執務室である1号館、2号館の耐震強度は大きく不足しているが、分散間借りを最優先に浮いたコストを学校の無償化などに充てるとは知事発言!
議場が無い今、神戸市以外のどこで県議会を開催しようが、間借りには違いない。大勢の県幹部が長期に移動することが大きなコスト増や危機管理上問題とされたが、当時とは比べ物にならないほどWEB会議の方法や、等身大パネルによる会議参加などツールは揃ってきた。 また県議会の開催地では、会場設営や宿泊飲食に関わる経済効果や、地域PRにも大きな効果が期待できる。
夜は、地域振興のための様々な意見交換会や地元主催のレセプションも・・・ 兵庫五国の独自性を身をもって体験し五国の調和を目指す良い機会になるのではないか。