兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

活動情報

藤田孝夫

JC兵庫ブロックとOB県議

  

 

コロナで4年ぶりの開催となった県下22青年会議所と兵庫ブロック役員メンバーとのOB県会議員との懇親会、ゲストは斎藤知事です。県政の重点事業について30分講演をいただき、その後意見交換懇親会です。我が南但馬青年会議所からは堀谷理事長と田渕拡大委員長が参加されました。

私はJC議連理事らしいので、県議会の現状について、5分間説明させていただきました。

内容は下記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1 国会議員は議員内閣制ですが、兵庫県など地方自治体の場合は県会議員と執行機関の知事の両方を住民の皆様が直接選挙で選ぶ「二元代表制」という政治制度が採用されています。この制度は、県民の代表である知事と議会議員が、別々の選挙で選ばれ対等の立場に立ち、事業執行する知事、県民代表として議決する議会として互いに真摯な議論を交わし、その自治体の運営責任を双方が負うというものです。

 

2.この制度のもとでは知事と議員が全く同じ考えでは二元代表制の意味が無くなります。議会は県民の一方の代表として、執行機関(知事)とは別の視点から県民の多様なニーズを把握して県行政をチェックし、政策を提言していくこと、それが我々県議会に課せられた使命であります。  意見が合わないのは中が悪いとか喧嘩してるのではなく県民のために議論しているのです。

3.議員は、議会における活動を円滑に行うため、政治上の主義や政策を同じくする者が集まり、会派と呼ばれる団体を結成しています。国会では今話題の派閥ですが県議会では組織の序列をお金で動かすことはありません。企業献金は薄いし国会のような文通費も無い。新幹線グリーン席もお金を払って乗ります。

現在、兵庫県議会に存在する会派とその人数の状況ですが、昨年の統一地方選挙で様相が変わりました。自由民主党が過半数だったのですが、現在は自民党系会派37名、維新の会が21名、公明党会派が13名、民主党系会派が9名、共産党が2名、無所属が4名となっています。 ただいま申し上げましたとおり、現在、兵庫県議会における最大会派は、自由民主党ですが、その約半数の18名の議員がJC議連・JC出身)となっています。このように、JC議連は、議会の中においても大きな存在感を示しております。JC議員内で意見がまとまればの話ですが・・

4.現在、県議会では、2月定例会が開催されています。会期は、3月の22日までとなっており、主に、来年度の当初予算・事業の審議が行われます。県の予算は、一般会計で約2兆3390億円、特別会計なども合わせると総額約4兆3018億円にものぼります。特に若い斎藤知事の打ち出される斬新な政策、例えば

①県庁職員を40%登庁で残りは在宅、コワーキングスペースで仕事をこなす実験。上手く機能すれば県庁舎の大きな建物は不要となるかもしれません。また次世代を担う、若者子育て世帯への支援として②県立大学無償化、多くの学生が借りている奨学金返済を県と雇用した企業が援助する制度などです。 無償化とは何か?ただにすることです、一般論ですがただの食堂は繁盛しますが、上手い・高品質とは相関関係にありません。それどころかただで客が絶えない食堂は営業も要らないし上手いモノを作る必要もないのです。つまり「タダほど高いものは無い」、という世の中の道理を潰して新しい価値観を創造するような議論を組み立てねばなりません。「タダの大学でも素晴らしい教育・素晴らし学生が育つ」 議会でも昨年9月議会、12月議会、今2月議会でも喧々諤々、活発な政策研究と議論応戦が続いています。

井戸知事時代と違い、議会と対等な議論を望んで、新しい県民サービス提案を目指される斎藤知事の方針と捉え、議会も応じながら躍動しています。

県民の生活、将来に密接に関わってくる案件であり、しっかり審議して生産性ある事業にしなければなりません。

                    

5.議員はその出身畑によって3つに分類されると言われます。一つは市議会・議員秘書出身、二つは労組・教職員などの組合系、三つは自営・企業系です。私どもJC議員連盟のメンバーは、どちらかと言えば自営・企業系が多く、企業の複式簿記(負債と資産の分離)や経済マーケット動向を絶えず見る習慣が根付いています。それこそが今、地方自治会計の方向性であり、県政の最大課題でもあります。加えて現役時代に培った 修練、奉仕、友情の精神を今も忘れず、(ほんと?)個性的な兵庫五国の調和に向けて、今後も議員活動に邁進していきたいと考えております。

そのためにも、それぞれの地域の若き経済界のリーダーとして大きなご活躍をされておられますJC現役の皆様方のお力を是非ともお借りしたいと考えておりますので今後ともの交流をよろしくお願い申し上げます。

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